【レンタルサーバー比較2021】現役CTOがおすすめするレンタルサーバー4選

最終更新:2021/06/16

初めまして。現役でCTOを務めている@jakkrokkです。ここでは、15年間Web業界でCTOおよびエンジニアとして活動をしてきた私が、実際使って良かったと言える、おすすめのレンタルサーバーを紹介します。
※レンタルサーバーとは何なのかについては、こちらの記事を先にご参照ください
レンタルサーバーとは?種類と特徴、用途についても解説

近年のレンタルサーバーは、特に国内はどこも品質が高くハズレが少ないため、慣れないうちは選ぶのが大変ではないでしょうか?私は、個人や業務も含めて10社以上使った経験がありますが、実際には当たりもあればハズレもあります(もちろん失敗も経験済みです)。ここでは、こうした経験を踏まえて特に使いやすかったものを厳選してお届けします。

ご覧いただいた方の判断材料の一つとなれば幸いです。

CTOおすすめ!汎用的に使えるレンタルサーバー2社を比較


早速ですが、まずは「具体的な用途は固まっていない」「いろいろな用途で使う前提で選びたい」という方に向けて、おすすめの「汎用的に使える」レンタルサーバー2社をご紹介します。

おすすめレンタルサーバーその1: エックスサーバー

多くのサイトでも紹介されているエックスサーバー。スペックのバランスが良く、汎用的に使えるため、おすすめの一番としてご紹介します。
料金・プランの詳細(公式サイトへ)

エックスサーバーの良い所

運用実績 17年以上(2003年開始)
サポート体制 メール/電話
マルチドメイン 無制限
サブドメイン 無制限
メールアカウント 無制限
WordPress簡単インストール あり
自動バックアップ あり
無料SSL あり
運用実績

レンタルサーバーを選ぶにあたって重要なのが「運用実績」安定的にサーバーが運用できる会社なのかは、第一に考える必要があります。その点エックスサーバーは2003年開始で17年以上の運用実績があり、その間大きなトラブルは聞いたことがないため安心できます。

サポート体制

また、サポート体制も重要です。「メールでのお問い合わせには、必ず24時間以内に対応いたします。」と公式で銘打っているのはとても安心。また、平日に限りますが、電話でのサポートも対応しているので、サポートは一番充実しているといっても過言ではありません。

マルチドメイン/サブドメイン/メールアカウント

単にWordPressで利用するなどの用途ではなく、汎用的に使う場合、例えば複数ドメインの運用やサブドメインでの運用も考えておく必要があります。エックスサーバーでは、この複数ドメイン(マルチドメイン)やサブドメインが無制限に作成できます。

またメールの運用も兼ねる場合、メールアカウントの作成数にも気をつける必要がありますが、こちらも無制限です。

あると便利/安心なツール

汎用的に使う場合、あると便利なツールがいくつかあります。例えばバックアップや無料SSL、WordPressなどのCMSの簡単インストールなどがこれにあたります。

エックスサーバーでは、このどれもが利用可能となっています。特に無料SSLは、近年のブラウザ状況を鑑みるとほぼ必須の機能の一つですので、ありがたいですね。

その他

上記以外のポイントとしては、無料お試し期間が10日間、独自ドメイン永久無料特典なども挙げられます。特にサーバーを利用中に限りドメイン代が無料というのは、とても魅力的です。

エックスサーバーの使い勝手

レンタルサーバーの利用の際は、多くの場合管理画面で作業を行います。ここではレンタルサーバーの使い勝手として最も重要な管理画面についてもご紹介します。

エックスサーバーの管理画面は以下のようなものです(私が5年以上運用しているアカウントのものです)

多くの作業工程に必要なリンクが一覧で見られるようになっており、とても便利だと感じています。

管理画面というのはレンタルサーバーでもっとも利用する部分。ここの雰囲気が合わないと使いづらいと感じてしまいますので、ぜひ参考にしてみてください。

エックスサーバーのおすすめプランと比較表

機能 X10 X20 X30
月額費用 792円 1,584円 3,168円
初期費用 3,300円 3,300円 3,300円
SSD 300GB 400GB 500GB
転送量 900GB/日 1,200GB/日 1,500GB/日
独自ドメイン永久無料特典 .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog のいずれか .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog / .jp のいずれか .com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click / .blog / .jp / .co.jp※ / .or.jp※ / .ne.jp※ / .gr.jp※ のいずれか(取得条件あり)

汎用的に使う場合、エックスサーバーでおすすめなのは「X20」プランです。X20プランはSSD400GB(利用できるディスクの容量)で月額1,584円とお得なだけなく、独自ドメイン永久無料特典で.jpドメインも無料になります。

日本のサービスで多く使われる.jpは、取得時は300-500円程度の所もありますが、多くの場合更新費用で3,000円近くとられるドメインです。このドメインを無料で使える=2か月分無料と同じということもできますので、ぜひご検討ください。
料金・プランの詳細(公式サイトへ)

おすすめレンタルサーバーその2: さくらインターネット

次にご紹介するのはさくらインターネットです。こちらも老舗で、エックスサーバーよりもエンジニアの人が使っている印象が強いサーバーになります。なお、私はレンタルサーバー以外にvps、クラウドなどフルに活用させていただいています。
料金・プランの詳細(公式サイトへ)

なお、さくらインターネットのレンタルサーバーについては、こちらの記事も併せてご確認ください。

【スクショ有】さくらインターネットのレンタルサーバーとは?評判やWordPressについても解説

さくらインターネットの良い所

運用実績 16年以上(2004年開始)
サポート体制 電話/メール
マルチドメイン 300個(プレミアムプラン)
サブドメイン 300個(プレミアムプラン)
メールアカウント 無制限
WordPress簡単インストール あり
自動バックアップ あり
無料SSL あり
運用実績

「運用実績」はエックスサーバーに負けない16年。こちらも安心して利用することができます。

サポート体制

サポートもエックスサーバーと同じく電話とメールの両方で対応。ただし、さくらインターネットの場合、Webのヘルプも充実していて、サポートサイトで検索することで大部分が解決できるようになっています。そのため、電話はちょっと億劫という私のような人間には特にありがたい仕様です。

マルチドメイン/サブドメイン/メールアカウント

こちらはエックスサーバーとは違って有限です。とはいえおすすめするプレミアムプランで300個となっており、実際に300個もドメインやサブドメインを利用する場合はほとんどないと思いますので、気にする必要はないかなと思います。

なおメールアカウントに関しては無制限となっていますので、300以上使う可能性があるメールアカウントは安心です。

あると便利/安心なツール

エックスサーバーで使用できた、無料SSLやWordPressの簡単インストールは、さくらインターネットでも利用可能です。一方で自動バックアップの機能はありませんので、必要に応じて自分で設定する必要があります。

その他

上記以外のポイントとしては、無料お試し期間が14日間、CDN(大量のアクセスを裁くためのキャッシュの仕組み)利用可、バックアップ&ステージング機能などが挙げられます。

CDNに関しては、プレミアムプランでは月100GBまでとなっていますが、一時的な負荷の増大に耐えることも可能になるため、ありがたい機能の一つです。

またバックアップ&ステージング機能は、バックアップはもちろんのこと、一時的にテスト環境を作って確認したい、などの用途で新たにサーバーを契約せずにできる機能で、サイトリニューアル時や、WordPressのアップグレードなど、少し大がかりな作業を安心して行える仕組みです。

実際の運用時に困りそうな部分によりそったサービスを提供しているのは、さすが老舗のさくらインターネットといえます。

さくらインターネットの使い勝手

さくらインターネットの管理画面は以下のようなものです(私10年以上運用しているアカウントのものです)

管理画面は一度リニューアルしていて、昔のものからかなりおしゃれなデザインになっています。

エックスサーバーと違って、一覧性は低いものの、必要なものがわかりやすい形でカテゴライズされていますので、使い勝手は良好です。

メニューは2段階で、一番左のメニューをマウスオーバーすることで、2列目のメニューが表示されます。

以前のデザインの時は、管理画面がかなり重たいこともあったのですが、今はかなり改善されストレスなく作業が可能です。

さくらインターネットのおすすめプランと比較表

機能 スタンダード プレミアム ビジネス
月額費用 524円 1,571円 2,619円
初期費用 1,048円 1,048円 5,238円
SSD 100GB 200GB 300GB
転送量 700GB/日 800GB/日 900GB/日
CDN 不可 可能 可能
マルチドメイン 200個 300個 400個

※DBに制限のあるライトプランと、プロユースとなるビジネスプロ、マネージドサーバーは割愛しています

さくらインターネットは、スタンダードが514円と、今回ご紹介するサーバーの中では破格で、コスパは最強といえますが、しっかり運用するのであればおすすめなのはプレミアムプランです。

プレミアムプランは、SSDが200GBですが、1,571円(年間一括の場合1,309円程度)で、CDNが100GBまで使えるため、一時的な負荷などが想定される運用の場合おすすめです。

また数字では表現しにくい安定性や運用時に活躍するバックアップ&ステージング機能など、実際に運用する際にとてもありがたい機能が多いため、SSDはこのくらいで十分、でもCDNを使ってみたい、いろいろなサービスをリリースしていく予定があるのでステージング機能がほしい、といった場合、さくらインターネットがおすすめです。
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【用途別】おすすめのレンタルサーバー

汎用としては上記の2つの中から選んでいただければ、どれを選んでも間違いありません。しかしすでにもう少し具体的に用途が決まっている方には別のサーバーも検討できます。

そこでここからは、上記の2つ以外でおすすめのレンタルサーバーを用途に沿ってご紹介していきます。

WordPress(ワードプレス)が主目的の場合のおすすめレンタルサーバー

WordPressでのサイト運用に特化する場合、おすすめなのは「ConoHa Wing」です。

WordPressの利用の場合、重要となるのは「表示速度」「料金」「WordPress用のオプション」の3つです。ConoHa Wingはこの3つに関して、高いレベルでまとまったレンタルサーバーです。

まず表示速度ですが、私が使っているサーバーの中では一番ともいえるほど非常に速いです。転送量もスタンダードプランで36TB/月(1,200GB)が目安と申し分なし。転送量が月単位となるため、1日単位でブレがでる可能性があるWordPressの運用でも安心です。

料金に関しては、Wingパック(期間契約)で年間契約した場合、ベーシックが300GBで941円、400GBのスタンダードでは2,145円となり、ここまで紹介してきたサーバーよりも若干上がりますが、速度を考えると納得の金額です。

もちろんWordPressの簡単セットアップなどのツールもしっかり完備。WordPressを簡単に始められると公式でも謳っています

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Conoha Wingのおすすめプランと比較表

機能 ベーシック スタンダード プレミアム
月額費用 941円 2,145円 4,290円
初期費用 無料 無料 無料
SSD 300GB 400GB 500GB
転送量 27.0TB/月(900GB/日相当) 36.0TB/月(1,200GB/日相当) 45.0TB/月(1,500GB/日相当)
マルチドメイン 無制限 無制限 無制限
無料SSL 可能 可能 可能

ConoHa Wingでおすすめなのはスタンダードプランです。ベーシックもかなりコスパがよいのでおすすめなのですが、せっかく速度重視でConoHa Wingを使うのであれば、十分に満足できるプランにしたほうがよいでしょう。
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個人事業主におすすめのレンタルサーバー

個人事業主におすすめのレンタルサーバーは「お名前.com レンタルサーバー」です。

個人事業主にとってレンタルサーバーは、汎用的に使えることが重要だと考えます。そのため、ここまでにご紹介したエックスサーバーやさくらインターネットも十分に候補となりますが、ここではさらにプラスして、運用管理の楽さなども指標として入れてみたいと思います。

お名前.com レンタルサーバーは、あの有名なお名前.comが提供しているレンタルサーバーのため、ドメイン管理が煩雑にならない(さまざまなドメインを格安で取得し、そのままサーバー設定まですることが可能)という強みがあります。

実際に運用する際に、マイナーなドメインを使いたい、ドメインを安く仕入れたい、といった場合、サーバー会社とは別のドメイン会社で取得をする場合が多くあります。しかしお名前.comであれば、提供しているサービス内で連携してしまえるため、運用工数が減るということになります。

もちろん、マルチドメインや転送量なども申し分ないため、個人事業主として長期的に使っていきたい場合、お名前.com レンタルサーバーも候補にしてみてください。
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お名前.com レンタルサーバーのおすすめプランと比較表

機能 プラン
月額費用 880円(年間契約)
初期費用 0円
SSD 300GB
転送量 27.0TB/月(900GB/日相当)
マルチドメイン 無制限
無料SSL 可能

お名前.com レンタルサーバーはプランが一つしかなく、年間契約の場合、初回契約では880円/月となります。わかりやすい料金体型です。
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個人で使いたい場合のおすすめレンタルサーバー

個人で使いたい場合、ここまでに紹介したエックスサーバーおよびさくらインターネットの格安プランがおすすめです。

特にさくらインターネットのスタンダードプランはなんと524円。今回紹介する中でも破格の価格設定にもかかわらず、プレミアムに負けず劣らずの安定性を誇っています。

プレミアムのようにCDNが使えなかったり、ディスク容量が100GBになったりと、若干のスペックダウンはあるものの、個人で使う分には十分のボリュームなので、もし個人で使いたいがコストが気になる…という方は、ぜひさくらインターネットのスタンダードプランを選んでみてください。

機能 スタンダード プレミアム ビジネス
月額費用 524円 1,571円 2,619円
初期費用 1,048円 1,048円 5,238円
SSD 100GB 200GB 300GB
転送量 700GB/日 800GB/日 900GB/日
CDN 不可 可能 可能
マルチドメイン 200個 300個 400個

料金・プランの詳細(公式サイトへ)

おすすめのレンタルサーバー比較表!

最後に、ここまでご紹介してきたレンタルサーバーを一括で比較できるよう表を作成しました。ここまでお読みになって、もう少し検討したいと思った方に活用いただけると幸いです。

機能 エックスサーバー さくらインターネット ConoHa Wing お名前.com レンタルサーバー
おすすめプラン X20 プレミアムプラン スタンダード (プランは一つのみ)
月額料金 1,584円 1,310円(年間契約) 2,145円(年間契約) 880円(年間契約)
初期費用 3,300円 1,048円 無料 無料
SSD 400GB 200GB 400GB 300GB
転送量 1,200GB/日 800GB/日 36.0TB/月(1,200GB/日相当) 27.0TB/月(900GB/日相当)
マルチドメイン 無制限 300個 無制限 無制限
メールアカウント 無制限 無制限 無制限 無制限
無料SSL あり あり あり あり
無料ドメイン あり なし なし あり
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レンタルサーバーを選ぶ際はケチらずに!

ここまで紹介してきたレンタルサーバーは1,000-3,000円の価格帯となっています。Webを検索すると中には500円以下のレンタルサーバーなどもありますが、こうした安すぎるものには注意してください。

レンタルサーバーは物理的なものを提供していますので、極端に安い場合、もちろん理由があります。一見して同じスペックでも、例えば思いのほか速度が出ない、バックアップなどが一切ない、など見えない何かを削っていることが多いです。

長期的に使うものですし、最終的なコストは1,000-3,000円の価格帯のほうが勝っている場合も多いです。ぜひレンタルサーバーを選ぶ際は、必要以上にケチらないように注意してください。

最後に

今回、私自身が長く愛用してきたレンタルサーバーをご紹介しましたが、実は、使用していたが、ここに乗っていない(載せられない)ものも結構あります。例えば大規模障害でデータベースが消えてしまった、サポートの対応が悪い、思ったような動きをしない(.htaccessが勝手にキャッシュされるなど)など、思い通りに使うことができないレンタルサーバーがこれにあたります(実際データベースが消え、バックアップもない(契約していたのに)自体になったことも)。

しかし、ここで紹介したどのレンタルサーバーも、日常使いで不便をきたすことはないでしょう。運用実績もあり、評判もよいレンタルサーバーなので、ぜひ安心してお使いいただければと思います。

 


この記事の執筆者

jakkrokk(Yoshifumi Yamazaki)

執行役員 CTO
株式会社CSK(現株式会社SCSK)にて保守運用マネージャとして活躍後、独学でプログラミングおよびSEOを学び、サクラサクマーケティングの前身である株式会社ブルトアに入社。

SEOの知識と技術力を生かして主にSEOにおけるツール開発、R&Dなどを進め、中核事業に成長させる。

現在はエンジニア以外にシステム運用チーム、コンテンツマーケティングチームも合わせて取りまとめ、プロダクト全般を統括中。
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